カダフィ大佐、組織的レイプ指示か 性的不能治療薬支給も
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【6月9日 AFP】国際刑事裁判所(International Criminal Court、ICC)のルイス・モレノオカンポ(Luis Moreno-Ocampo)主任検察官は8日、リビアの最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐が反体制派弾圧の一環として軍隊に組織的なレイプを指示していた証拠が集まりつつあるとして、すでに「人道に対する罪」容疑などで請求しているカダフィ大佐の逮捕状に、集団レイプ容疑を加える方針を明らかにした。
モレノオカンポ氏によると、政府軍と反体制派の衝突が続くリビアの一部地域で、女性数百人が政府軍兵士にレイプされたとの報告が多数寄せられているという。兵士がレイプをしやすくするよう、政府がバイアグラ(Viagra)のような性的不能治療薬を買い与えていたという証拠まであるという。
カダフィ政権が政治的反対勢力への攻撃手段としてレイプを用いたことはこれまではなかった。モレノオカンポ氏は「レイプは(カダフィ政権の)弾圧手法の新たな特徴だ。リビアの政府の方針としてレイプが行われたことを、われわれは裏付けつつある」と語った。(c)AFP
モレノオカンポ氏によると、政府軍と反体制派の衝突が続くリビアの一部地域で、女性数百人が政府軍兵士にレイプされたとの報告が多数寄せられているという。兵士がレイプをしやすくするよう、政府がバイアグラ(Viagra)のような性的不能治療薬を買い与えていたという証拠まであるという。
カダフィ政権が政治的反対勢力への攻撃手段としてレイプを用いたことはこれまではなかった。モレノオカンポ氏は「レイプは(カダフィ政権の)弾圧手法の新たな特徴だ。リビアの政府の方針としてレイプが行われたことを、われわれは裏付けつつある」と語った。(c)AFP