【6月1日 AFP】スウェーデンの家具大手イケア(IKEA)のベルギー、フランス、オランダの店舗で前月30日、目覚まし時計に仕掛けられた爆弾が相次いで爆発した。ベルギー捜査当局が同31日、発表した。

 爆発があったのは、ベルギーのゲント(Ghent)、仏リール(Lille)、オランダのアイントホーフェン(Eindhoven)のイケア店舗。負傷者は出ていないという。

 ゲント捜査当局者は、AFPの取材に「われわれの入手した情報によると、爆発はどの店舗でも同じ手口で起きている。目覚まし時計に爆発物を仕掛けたものだ」と述べた。

 ゲントのイケア店舗では30日夜の閉店直前に、2件の小規模な爆発がほぼ同時に発生。従業員や警備員らが耳鳴りの症状を訴えた。捜査当局は、爆発物が遠隔操作で爆破されたとみている。

 ゲント捜査当局者によると、アイントホーフェンとリールの状況も、ゲントと同様とみられる。現在、両市の捜査当局と接触し、事件に関連性があるか調べている。また、ベルギーの警察当局は国内のイケア店舗6店の調査を行う方針だ。(c)AFP