【5月20日 AFP】(写真追加)米ニューヨークの大陪審は19日、国際通貨基金(IMF)の前専務理事、ドミニク・ストロスカーン(Dominique Strauss-Kahn)容疑者(62)を性的暴行などの罪で起訴した。一方、ニューヨークの裁判所は同被告の保釈を認めた。

 保釈の条件は保釈金100万ドル(約8200万円)の支払いの他、自宅軟禁、500万ドル(約4億円)の債務証券や渡航関連書類一切の提出など。

 罪状認否は6月6日に行われ、そこで正確な罪状が明らかにされる。

 ストロスカーン被告はひげを剃り、ジャケット姿で裁判所に出廷。泣きはらした様子ではあるものの落ち着いた米国生まれのフランス人テレビジャーナリストのアン・シンクレア(Anne Sinclair)夫人にほほえみかけた。一方、娘は泣きじゃくっていた。

 同被告は出廷の数時間前、IMFの専務理事を辞任する意向を表明した。(c)AFP/Sebastian Smith and Tim Witcher