【5月9日 AFP】中国・北京(Beijing)最大の米アップル(Apple)店舗で7日、タブレット型端末「iPad2」を買い求める客が殺到して大混乱となり、4人が負傷して病院に搬送されたほか、ガラスのドアが割られるなどした。

 新京報(Beijing News)によると、アップル店舗前で、列への割り込みを見とがめた「外国人」店員が、列を乱した客を小突いたり殴ったりしたことから、怒った客たちがガラスのドアを割り、警備員を押しのけて、一斉に店内になだれ込んだという。
 
 中国では6日に「iPad2」が発売になり、北京や上海(Shanghai)のアップル店舗前には、「iPad2」を買い求める人びとの数時間待ちの列ができた。

「iPad2」人気の過熱ぶりから、購入するためには相当、長時間並ぶ必要があるため、列の場所取りを商売にする者や、「iPad2」を購入した直後に転売する者も現れる始末だ。

 一方、混乱がおきたアップル店舗は7日夜、列の割り込みや、無許可でのアップル製品の売買を容認しないと警告する掲示を出した。(c)AFP