「5月11日に巨大地震」、自称預言者の「予言」に信奉者らコンテナを改造
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【4月30日 AFP】台湾で自称預言者の男性がブログで「終末的な大地震」を予言したことがきっかけで、信奉者らが大あわてでシェルターを作る騒ぎになっている。この事態を受けて台湾の当局はコメントを削除しなければ罰金を科すと男性に警告した。
気象当局報道官は28日、記者団に対し、「当局に無断で地震予報を出す行為は最大で100万台湾ドル(約270万円)の罰金が科される可能性がある」と述べた。
台湾紙・蘋果日報(Apple Daily)によると、「王老師(Teacher Wang)」を名乗る男性はブログで、「5月11日に巨大地震と津波が台湾を襲い、数百万人が犠牲になる」と予言。
この男性が、貨物コンテナは普通の建物より安全だとしてコンテナの中にいるようアドバイスしたため、台湾中部では数十人が仮設シェルターの準備を急ぎ、南投(Nantou)県埔里(Puli)ではコンテナ約170個をシェルターに改造する作業が進められている。ある建設作業員は、5月初めまでに完成できるよう急いでいると語った。
地元当局者はAFPに対し、「人びとは合法に借りた土地に建物を建てる権利がある」と述べ、当局が建設計画に介入することはできないと述べた。(c)AFP