【4月22日 AFP】米フロリダ(Florida)州オーランド(Orlando)で、ホテルの4階バルコニーから1歳の女児が落下したが、近くにいた英国人旅行客の女性が受け止め、九死に一生を得た。

 21日の地元警察発表によると、女児を助けたのは英国から観光でフロリダを訪れていたヘレン・ベアード(Helen Beard)さん(44)。ホテルのプールで泳いでいたところ、女児が4階のバルコニーからぶら下がっているのを目にして、プールを飛び出した。

 3階の手すりに当たって落ちてきた女児をベアードさんは両腕で受け止めたものの、あまりに勢いが激しかったため受け止めきれなかった。腕をすり抜けて地面に当たってしまった女児をベアードさんは救急車が到着するまで抱いていた。

 病院に搬送された女児はその後、けがはなく健康状態も良好と確認されたという。

 女児の母親は警察の調べに対し、友人らに女児を預けて外出していたと話している。女児を預かった友人らは、女児がホテルの部屋から出てしまったことに気づかなかったと話しており、警察では事件性はないと見ている。

 ベアードさんによると、女児はホテルの通路の手すりの間から落ちたようだという。(c)AFP