【4月8日 AFP】(一部更新、写真追加)ブラジル・リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)のレアレンゴ(Realengo)区にある9~15歳が通う公立学校で7日朝、男(24)が拳銃を乱射し、生徒12人が死亡、12人が負傷した。男は駆けつけた警官に足を撃たれた後、銃を自分の頭に向け、自殺した。

 消防当局が伝えた学校関係者の話によると、男はきちんとした服装をしてバックパックを肩に掛けて同校を訪れ、生徒たちの前で講演するため招待されたと説明。3階に上がると1つの教室で突然銃を乱射し始めたという。警察によると男は拳銃2丁と多数の銃弾を所持していた。

 男の服から遺書とみられるメモが発見され、精神的に不安定だったこと、自殺を目的とした計画的犯行だったことが示されているが、子どもを狙った動機は分かっていない。メモには「不純な者は手袋なしに俺に触れられないと言っておく。純潔を守る者か結婚後に純潔を失った者、不貞をはたらかない者だけが素手で俺に触れられる」などと書かれ、持参した埋葬布に包んで養母の隣に埋葬するよう指示されていた。

 男の養父母によると、男は8か月ほど前に家を出たきりだったという。

 ブラジルではこうした学校での乱射事件は珍しく、過去最悪の事件だという。(c)AFP/Javier Tovar