【1月17日 AFP】南アフリカのネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)元大統領(92)が死去したとの「デマ」が前週末、米マイクロブログサービス、ツイッター(Twitter)上に出回り、マンデラ氏の財団がこの情報を否定する声明を発表した。

 ネルソン・マンデラ財団(Nelson Mandela Foundation)の広報担当、セロ・ハタン(Sello Hatang)氏は15日夜、「ネルソン・マンデラは元気で、休暇中だ」と声明を発表し、マンデラ氏の健康に関する「根拠のない情報」を否定した。

 南アフリカ政府が展開した非白人に対する人種隔離政策、アパルトヘイトに対する闘いの先頭に立ち、ノーベル平和賞も受賞したマンデラ氏が死去したとの偽情報は、ツイッター上で15日に広がり、翌16日には多くのユーザーがこの情報を非難し、「ネルソン・マンデラは死んでいない!誰がこんなひどい嘘をつくんだろうか」「ツイッターには誰かが死んだというデマが多すぎる」といった批判を投稿した。

 これまでにツイッター上で亡くなったという誤報を流された著名人には、米歌手のアレサ・フランクリン(Aretha Franklin)、米俳優のチャーリー・シーン(Charlie Sheen)やジョニー・デップ(Johnny Depp)、モーガン・フリーマン(Morgan Freeman)などがいる。(c)AFP