【1月13日 AFP】英ダービー(Derby)の裁判所は12日、女性警官に雪玉を投げた男に対し、暴行の罪で有罪を言い渡し、2週間の外出制限を命じた。

 ディーン・スミス(Dean Smith)被告(31)は、英イングランド中部スウォドリンコート(Swadlincote)市街で前年12月、婚約者の女性(23)とその息子(5)と一緒にクリスマスの買い物をした。その後被告と継息子は雪合戦をしたが、最後に1つ雪玉が余り、被告は軽い気持ちでその雪玉を女性警官に投げつけた。

 その3日後、スミス被告は自宅に現れた警察官に逮捕されてしまった。判決の前にスミス被告は、警官が自宅に現れた時には冗談だと思ったと述べた。

 英紙デーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)によると、「何のことか分からなかった。警察署に連れて行かれたとき、最初は冗談だと思った。どれだけの税金が使われているのだろう」と語った。検察は、スミス被告が過去に公務執行妨害で有罪になったことがあることを指摘し、恨みから攻撃的に雪を投げたと主張した。

「一般的な暴行」に当たる行為を認めた被告には、14日間の外出制限と、85ポンド(約1万1000円)の支払いが命じられた。今後2週間は電子タグを装着させられ、午前7時から午後7時までの外出が認められない。(c)AFP