ウィキリークス支持者によるサイバー攻撃、FBIが捜査中 米報道
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【1月3日 AFP】内部告発ウェブサイト「ウィキリークス(WikiLeaks)」との取引を停止した企業がサイバー攻撃を受けた問題について、米連邦捜査局(FBI)が、サイバー攻撃を行ったハッカーたちの身元を特定しようと捜査を行っていることが、12月31日に米国で報じられた。
米国の犯罪関係の情報を集めたウェブサイト「スモーキングガン(The Smoking Gun)」が公開した5ページにわたるFBIの供述書には、FBI捜査員が欧州やカナダ、米国をまわり、「ウィキリークスの敵とみなされた企業」に対する攻撃を行った「インターネット活動家」らを捜索していた詳細が記されていた。
サイバー攻撃の標的となったのは、ウィキリークスが米外交公電を公開したことを受けて、ウィキリークスの口座凍結や取引停止に踏み切った米決済サービス企業のペイパル(PayPal)やクレジットカード大手のビザ(Visa)、マスターカード(Mastercard)などのウェブサイト。
スモーキングガンは米情報公開法に基づき政府や裁判所などの情報を取得している。
■IPアドレスを追跡するFBI
スモーキングガンによると、FBIは12月中旬、サイバー攻撃に使用されたIPアドレス(インターネット上の識別符号)を追跡してカナダへ、そしてそのアドレスが割り振られたバーチャルサーバーを設置する米カリフォルニア(California)州へと向かった。
一方そのころ、ドイツ連邦刑事庁(BKA)も、米テキサス(Texas)州のホスティング企業に割り振られたIPアドレスから、サイバー攻撃のためのコマンドが出ていたことを突き止めた。
FBIはテキサス州のこの企業を12月16日に家宅捜索し、サーバー内の2台のハードディスク駆動装置(HDD)を押収したという。
しかし、スモーキングガンの入手した裁判所記録からはHDD内の情報の中身まではわからなかった。スモーキングガンは「身元の特定にまで到ったのか、それとも次の追跡につながったのか、わかっていない」と述べた。FBIの捜査はいまも継続中だという。(c)AFP
米国の犯罪関係の情報を集めたウェブサイト「スモーキングガン(The Smoking Gun)」が公開した5ページにわたるFBIの供述書には、FBI捜査員が欧州やカナダ、米国をまわり、「ウィキリークスの敵とみなされた企業」に対する攻撃を行った「インターネット活動家」らを捜索していた詳細が記されていた。
サイバー攻撃の標的となったのは、ウィキリークスが米外交公電を公開したことを受けて、ウィキリークスの口座凍結や取引停止に踏み切った米決済サービス企業のペイパル(PayPal)やクレジットカード大手のビザ(Visa)、マスターカード(Mastercard)などのウェブサイト。
スモーキングガンは米情報公開法に基づき政府や裁判所などの情報を取得している。
■IPアドレスを追跡するFBI
スモーキングガンによると、FBIは12月中旬、サイバー攻撃に使用されたIPアドレス(インターネット上の識別符号)を追跡してカナダへ、そしてそのアドレスが割り振られたバーチャルサーバーを設置する米カリフォルニア(California)州へと向かった。
一方そのころ、ドイツ連邦刑事庁(BKA)も、米テキサス(Texas)州のホスティング企業に割り振られたIPアドレスから、サイバー攻撃のためのコマンドが出ていたことを突き止めた。
FBIはテキサス州のこの企業を12月16日に家宅捜索し、サーバー内の2台のハードディスク駆動装置(HDD)を押収したという。
しかし、スモーキングガンの入手した裁判所記録からはHDD内の情報の中身まではわからなかった。スモーキングガンは「身元の特定にまで到ったのか、それとも次の追跡につながったのか、わかっていない」と述べた。FBIの捜査はいまも継続中だという。(c)AFP