【1月1日 AFP】米フロリダ(Florida)州のマイアミ国際空港(Miami International Airport)で前月28日、荷物係が到着便から乗り換え便へ移動していた預かり荷物内にあった小火器部品が爆発し、持ち主の乗客がその場で身柄を拘束された。負傷者はなかった。

 アメリカン航空(American Airlines)2585便でボストン(Boston)から到着した荷物が運ばれている最中に爆発が起き、マイアミデード(Miami-Dade)郡の爆発処理班が出動した。

 米連邦捜査局(FBI)によると、無免許で弾薬を移送していたかどで37歳の米国人の男が拘束された。荷物の中にはプライマーと呼ばれる小火器用の雷管が多数入っており、荷物係が荷物を床に置いた際の振動で、カートリッジに詰められた火薬に引火し、連鎖的に爆発したとみられている。

 現地報道によると、男はボストンからジャマイカへ向かっていた。

 米国の法の下では、検査を受ける預かり荷物の中に銃や銃弾を入れることは許されているが、雷管や信管、ブラックパウダー(黒色火薬)などを入れることは違法とされている。(c)AFP