夫の愛を試すため自身の誘拐事件をでっちあげ、スペイン
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【12月28日 AFP】スペインで、妻が誘拐され夫が身代金を要求されるという事件があったが、この誘拐事件は夫の愛を試すために妻が仕組んだ狂言だったことが分かった。
警察が27日に発表した事件の概要によると、発端は夫の携帯電話に、手足を縛られた妻の写真とともに、身代金2万ユーロ(約220万円)を要求する脅迫メールが送られてきたことだった。
脅迫メールは、その後も数回にわたって送りつけられた。メールのなかで「誘拐犯」は警察に知らせないよう警告していたが、夫はこれを無視して警察に通報。捜査を開始した警察は、東部ガンディア(Gandia)で妻の車を発見し、ショッピングモールに向かったこの車を追跡した。
車内には、完璧に健康な状態の女性1人が乗っており、警察はこの女性を「誘拐事件の被害者」と断定した。
警察の事情聴取に対し、妻は当初、その日の朝になって解放されたと語っていたが、後に誘拐は狂言だったことを自白した。自分のために、夫がどれだけのことをしてくれるか試したかったという。
スペインでは2008年、自身の子どもの誘拐事件を7回もでっちあげた女性に対し、3年半の禁錮刑判決が下されている。(c)AFP
警察が27日に発表した事件の概要によると、発端は夫の携帯電話に、手足を縛られた妻の写真とともに、身代金2万ユーロ(約220万円)を要求する脅迫メールが送られてきたことだった。
脅迫メールは、その後も数回にわたって送りつけられた。メールのなかで「誘拐犯」は警察に知らせないよう警告していたが、夫はこれを無視して警察に通報。捜査を開始した警察は、東部ガンディア(Gandia)で妻の車を発見し、ショッピングモールに向かったこの車を追跡した。
車内には、完璧に健康な状態の女性1人が乗っており、警察はこの女性を「誘拐事件の被害者」と断定した。
警察の事情聴取に対し、妻は当初、その日の朝になって解放されたと語っていたが、後に誘拐は狂言だったことを自白した。自分のために、夫がどれだけのことをしてくれるか試したかったという。
スペインでは2008年、自身の子どもの誘拐事件を7回もでっちあげた女性に対し、3年半の禁錮刑判決が下されている。(c)AFP