【12月13日 AFP】英ロンドン(London)で9日、大学の授業料値上げに抗議する学生らがチャールズ皇太子(Prince Charles)とカミラ夫人(CamillaDuchess of Cornwall)が乗った車を襲撃した際に、学生がカミラ夫人を小突いていたことが明らかになった。

 9日のデモでは、暴徒化した学生の一団がチャリティショーに向かうチャールズ皇太子夫妻の車を取り囲み、皇太子が乗っていた側の窓ガラスを割ったり、ペンキをかける、車を蹴るなどの行為におよんだ。

 テレサ・メイ(Theresa May)内相は12日、スカイニューズ(Sky News)テレビのインタビューに対し、「『棒で小突いた』との行為が具体的に、どのようなものだったかは不明」としたうえで、暴力行為がカミラ夫人にも直接及んだことを認め、この件にてついてはロンドン警視庁による捜査が必要だとの見解を述べた。

 さらに、窓が大きく、外から内部がよく見えるロールスロイス・ファントム(Rolls-Royce Phantom)車を夫妻が公務に使用していることについて、安全上の観点から疑問を呈した。

 ロールスロイス・ファントムは1977年、エリザベス女王(Queen Elizabeth II)の即位25周年を祝って女王に贈られたものだが、あまりに目立ちすぎて、通常の公務に使うには安全ではないと批判の声も出ていた。(c)AFP

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