カーマニア判事、ランボルギーニのスピード違反事件を裁く 豪州
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【11月18日 AFP】オーストラリア・パース(Perth)の裁判所で、英BBCの人気自動車番組「トップギア(Top Gear)」のファンだという判事が担当して、スピード違反に問われた整備士の男性(53)の裁判が行われた。豪AAP通信などが18日、報じた。
職場に向かう被告が運転していた鮮やかな黄色の伊ランボルギーニ(Lamborghini)のスポーツカー「ガヤルド(Gallardo)」(2006年型)をパトカーで追跡した警察官は、追跡時にパトカーの速度は時速160キロに達したと法廷で証言した。
しかしAAP通信によると、マイケル・ウィーラー(Michael Wheeler)判事は、「警察の米フォード(Ford)製ファルコン(Falcon)を悪く言うつもりはないが、正直言って、ファルコンではわたしの車にだって追いつけないのではないか。果たして被告のランボルギーニを追跡することができただろうか?」と指摘し、100~200メートルも引き離された状況で、被告の車の速度を正確に把握するのは不可能だったと結論づけた。
ウィーラー判事は判決を前に法廷で、自分が熱心なカーマニアで、公判の前日にガヤルドを取り上げた「トップギア」を見ていたことを明らかにした。「私はトップギアのファンで、(2006年型ガヤルドについての)どうでもいい知識を山ほど知っていることを認めなければならない。ガヤルドは2006年にトップギアで『今年のドリームカー』に選ばれ、ジェレミー・クラークソン(Jeremy Clarkson、トップギアの司会者)もその年にガヤルドを買ったんだ」
ウィーラー判事は被告に訴訟費用として1万8000豪ドル(約150万円)の支払いを命じるとともに、証言に立った警察官にもっと速いパトカーが与えられることを望むと述べた。(c)AFP
職場に向かう被告が運転していた鮮やかな黄色の伊ランボルギーニ(Lamborghini)のスポーツカー「ガヤルド(Gallardo)」(2006年型)をパトカーで追跡した警察官は、追跡時にパトカーの速度は時速160キロに達したと法廷で証言した。
しかしAAP通信によると、マイケル・ウィーラー(Michael Wheeler)判事は、「警察の米フォード(Ford)製ファルコン(Falcon)を悪く言うつもりはないが、正直言って、ファルコンではわたしの車にだって追いつけないのではないか。果たして被告のランボルギーニを追跡することができただろうか?」と指摘し、100~200メートルも引き離された状況で、被告の車の速度を正確に把握するのは不可能だったと結論づけた。
ウィーラー判事は判決を前に法廷で、自分が熱心なカーマニアで、公判の前日にガヤルドを取り上げた「トップギア」を見ていたことを明らかにした。「私はトップギアのファンで、(2006年型ガヤルドについての)どうでもいい知識を山ほど知っていることを認めなければならない。ガヤルドは2006年にトップギアで『今年のドリームカー』に選ばれ、ジェレミー・クラークソン(Jeremy Clarkson、トップギアの司会者)もその年にガヤルドを買ったんだ」
ウィーラー判事は被告に訴訟費用として1万8000豪ドル(約150万円)の支払いを命じるとともに、証言に立った警察官にもっと速いパトカーが与えられることを望むと述べた。(c)AFP