【11月3日 AFP】米デルタ航空(Delta Airlines)は2日、成田空港から米国に向かっていた旅客機内でカッターナイフの刃がみつかったことを明らかにした。これを受け米当局が捜査を開始した。

 デルタ航空によると、乗客155人を乗せて成田空港から米オレゴン(Oregon)州のポートランド(Portland)に向かっていた同航空機内でカッターナイフの刃が複数、発見されたため、乗務員が米当局に通報した。2日朝ポートランド空港に到着した後、米連邦捜査局(FBI)などが乗客から事情を聞くなどした後、乗客全員は機体から降りた。機内で事件などはなかった。

 前月末に英国とアラブ首長国連邦(UAE)・ドバイ(Dubai)の空港で、イエメンから米国に宛てて発送された航空貨物から爆発物が相次いでみつかった事件が起きたことから、世界各地で警戒が強化されている。(c)AFP