【10月20日 AFP】米ワシントンD.C.(Washington D.C.)郊外の米国防総省で19日午前4時55分(日本時間同日午後5時55分)ごろ発砲があった。この建物は改装中だったため内部に人はおらず、負傷者はいなかった。犯人は不明。

 警察によると、庁舎南側の駐車場近くで5~7発の銃声が聞こえ、建物を調べたところ、3階と4階で銃弾を受けた窓が1枚ずつ見つかった。犯行に使われた銃は見つかっていないが、警察はライフル銃が使われたとみている。

 現場の建物は事件後、捜査のため封鎖されたが容疑者は見つからず、午前5時40分(日本時間同日午後6時40分)までに封鎖は解除された。

 国防総省では3月にも、国防総省に正門から入り込んだ男が発砲し、警察官2人を負傷させた事件が起きており、警備体制を強化していた。

 前日の18日にもバージニア(Virginia)州の海兵隊博物館で発砲事件が起きており、現在、米連邦捜査局(FBI)が今回の発砲事件との関連を調査している。海兵隊博物館はワシントンD.C.から南に約50キロの海兵隊基地に隣接している。(c)AFP