【10月15日 AFP】アフリカ・モザンビークで、隣国マラウイの呪術医に売るために、9歳の少年の睾丸とペニス、両方の目を切除した男2人が、禁固20年の判決を受けた。モザンビーク国営ラジオが14日、報じた。

 判決文によると、被告のうち1人は少年の実のおじで、お菓子を見せて、マラウイ国境近くの森へねずみを取りに行こうと言って少年を誘い出した。共犯の男は近くで身を潜めていた。

 その後、1人が少年の口を押さえている間に、もう1人が少年の胸を石で殴打し、性器などを切り取ったまま、殺すつもりで放置した。この間、片方の男が切除した部位をバッグに詰め、約560ドル(約4万5000円)と買うと言ったマラウイの仲介人の元へ届けた。しかし少年は翌日、生きたまま発見され、マラウイの病院へ運ばれた。

 ホルヘ・ランガ判事は「残虐極まりない犯罪。当裁判所は禁固20年を下す」と述べた。

 モザンビークでは多くの人が、人間の体の一部を使って病気を治療する呪術医を信じている。(c)AFP

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