【9月20日 AFP】(一部更新)ドイツ南西部バーデン・ビュルテンベルク(Baden-Wuerttemberg)州レラハ(Loerrach)で19日夕、アパートで爆発が起きたのに続き、アパートから出てきた女が近くの病院などで銃を乱射する事件があり、3人が死亡した。女は射殺された。レラハ市警がAFPに語った。

 事件は人口4万8000人の町で起きた。

 レラハ市警によると、現地時間18時ごろ、Saint Elizabethen病院そばのアパートで爆発があり、火災が発生しているとの通報があった。消防隊員がかけたつけたところ、建物の中から銃声が聞こえ、ショットガンを持った女が道を横断して病院に向かうところを見かけたという。

 Saint Elizabethen病院では、かけつけた警官と女が銃撃戦となり、警官は女を射殺。銃撃戦で警官2人が負傷、うち1人が脚を撃たれ重傷を負った。

 また、病院職員1人が死亡した。報道によれば、この職員は女にナイフで刺されて死亡したという。

 一方、アパートの爆発現場からは男性と子どもの遺体がみつかった。警察は、死亡した男性が女の元パートナーだったとみており、女が元パートナーと、2人の間に生まれた男児(5)を殺害した上で、元パートナーの住居を爆破したとみて捜査を進めている。2人の遺体には、銃弾の跡があったという。

 警察は、女の身元について、41歳の弁護士としているが、氏名は公表していない。(c)AFP