【8月31日 AFP】韓国法務省は30日、9月1日から全国の空港と港に導入される、指紋採取と顔写真の撮影を行う新たな出入国管理システムを公開した。

 韓国での犯罪歴のある人物の入国や偽造パスポートによる不法入国を防ぐのが狙いで、そうした恐れのある外国人を対象に指紋の採取と顔写真の撮影が行われ、犯罪記録のデータベースと照合される。

 なお、入国管理官の勘と経験も重要であることに変わりはないという。

 国内4つの国際空港では、10月1日から、犯罪の疑いのある人物を対象に全身透視スキャナーが導入される予定だ。政府高官は、プライバシーの侵害との批判もある全身透視スキャナーについて、「テロ防止に効果的」と説明している。(c)AFP