【8月31日 AFP】スロバキアの首都ブラチスラバ(Bratislava)で30日午前10時(日本時間同日午後5時)ごろ、50歳前後の男が銃を乱射し、7人が死亡、15人が負傷する事件があった。男は自殺した。

 警察によると、男は郊外の閑静な住宅街にあるプレハブ住宅に押し入り、ロマ人の家族6人を射殺。ダニエル・リプシック(Daniel Lipsic)内相によると、男は逃走途中に銃を乱射、近隣住民1人が死亡した。

 同国の犯罪史上最悪とも言える今回の事件について、警察は「動機は不明」としているが、同内相は、「人種差別意識に基づいた犯行とは考えられにくい」との見解を述べた。

 犯人は、殺害したロマ人一家のちょうど上の階に住んでいたとの証言もある。(c)AFP/Tatiana Bednarikova