【8月23日 AFP】(写真追加)フィリピン首都マニラ(Manila)で23日、香港からのツアー客を乗せた観光バスが自動小銃で武装した男に乗っ取られ、子どもを含む少なくとも22人が人質となった。事件発生から3時間後、子ども3人を含む6人が解放されたが、男は残る人質とともに現在もバスに立てこもっている。

 地元テレビの報道によると、現場は観光客に人気のリサール公園前。マニラ警察の発表によると、男は元警察官で、強盗や恐喝、麻薬がらみの犯罪に関与した疑いで2008年に解雇されていた。

 人質となった外国人観光客について、当初警察は韓国人と発表していたが、後に香港からのツアー客だと訂正した。

 同日早朝には、マニラ市郊外で外国人を乗せた車が武装グループに襲撃され、韓国人男性1人が殺害される事件も起きているが、警察はバスジャックとの関連性はないとみている。(c)AFP