【7月9日 AFP】ブラジル・リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)を本拠地とする人気サッカークラブ、フラメンゴ(Flamengo)のゴールキーパーでチームの主将も務めるブルーノ・ソウザ(Bruno Fernandes de Souza)が8日、元愛人が行方不明になっている事件で警察に出頭し、その場で逮捕された。

 ソウザの出頭以前に司法当局は、25歳のモデル、エリザ・サムディオ(Eliza Samudio)さんが前月から失踪している事件に関与した容疑で取り調べを行うため、5日間の身柄拘束を命じていた。

 サムディオさんは、生後4か月の息子の父親はソウザだと主張していたが、6月にベロオリゾンテ(Belo Horizonte)に近いソウザの別荘に連れて行かれてから消息がつかめなくなっている。

 警察ではサムディオさんがすでに殺害されたとみて捜査している。遺体は発見されていないが、17歳のソウザのいとこが、サムディオさんの誘拐に関与したことを認め、サムディオさんは絞め殺されたとも供述し、遺体捜索に協力していると伝えられている。また、当局はすでに、サムディオさんの子どもと一緒にいるところを発見されたソウザの妻を含む6人の身柄拘束も命じている。

 フラメンゴはサッカー大国ブラジルでも随一の人気クラブで、前年の国内リーグ王者。ソウザは主将としてチームを率いてもいただけに、ブラジル国内で事件は大きな注目を浴びている。(c)AFP