【7月8日 AFP】訪米中のイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相に随行する警護隊が、手荷物として機内預けにした銃4丁を紛失し、盗まれたとみられることが、6日の米メディアの報道で明らかになった。

 米NBCテレビによると、警護隊はネタニヤフ首相とともに同日、ニューヨーク(New York)のジョン・F・ケネディ国際空港(John F. Kennedy International Airport)からバラク・オバマ(Barack Obama)大統領との会談が行われるワシントンD.C.行きのアメリカン航空(American Airlines)機に搭乗。安全規則に従って、グロック(Glock)製9ミリ口径の拳銃を入れたバッグを機内預け入れ荷物として申告した。

 だが、空港係員の手違いで荷物はロサンゼルス(Los Angeles)行きの別の便に乗せられてしまい、「ロストバゲージ(手荷物紛失)」に。ロサンゼルスで発見されたバッグからは、拳銃4丁が消えていたという。

 警察は、拳銃は盗まれたとみて、盗難が起きたのがジョン・F・ケネディ空港か、ロサンゼルス到着後かを捜査している。NBCが報じた情報筋によると、ジョン・F・ケネディ空港の運輸保安局は、ワシントンD.C.行きの荷物としてバッグに入った拳銃を確認したという。

 ネタニヤフ首相は7日、ニューヨークに飛んで国連(UN)の潘基文(パン・キムン、Ban Ki-moon)事務総長と会談した。(c)AFP