【7月7日 AFP】ロシアの著名な指揮者ミハイル・プレトニョフ(Mikhail Pletnev)氏(53)が、タイ・中部のリゾート地パタヤ(Pattaya)で7日、14歳の少年に対する性的暴行容疑で逮捕された。

 ロシア・ナショナル管弦楽団(Russian National Orchestra)を率いるプレトニョフ氏は30万バーツ(約80万円)の保釈金を支払って釈放された。

 タイ警察によると、逮捕されたプレトニョフ氏は15歳未満の少年を相手に性的行為を行った罪で起訴された。有罪となれば4年から最長で20年の禁固刑が科せられる。タイ警察は未成年者を不法に拘束した罪での起訴も検討しているという。この件で警察と協力して活動しているNGOによるとプレトニョフ氏は容疑を否定している。

 現代ロシアを代表する人気指揮者のプレトニョフ氏は、ピアニストとしても有名で2005年にはグラミー賞(Grammy award)で「最優秀鍵盤楽器演奏」賞を受賞している。(c)AFP