【7月6日 AFP】国際刑事警察機構(インターポール、Interpol)は5日、5月に開始した国際指名手配犯らの一斉検挙作戦の一環として、これらの人物に関する情報提供をネットユーザーに呼びかけた。

 インターポールは5月3日、29か国に潜伏しているとみられる殺人、強姦(ごうかん)、児童への性的虐待など重要犯罪の国際指名手配犯や容疑者ら450人あまりの一斉検挙作戦を開始した。これまでに100人を超える犯人・容疑者の居場所の特定や逮捕につながったという。このなかには、麻薬密輸への関与で5月に逮捕されたコロンビアの元モデル、アンジー・サンクレメンテ・バレンシア(Angie Sanclemente Valencia)容疑者も含まれている。

 一方で、居場所に関する新たな情報がつかめないケースも残る。そのためインターポールはこのうち26人の顔写真をインターネット上で公開し、ネットユーザーに逮捕への協力を呼びかけた。

 インターポールの同作戦担当者は「路上を歩いていて偶然、指名手配犯を見かけるよりも、ソーシャルネットワーキングサイト(SNS)やチャットルームでユーザーが指名手配犯に気づく確率のほうが高そうだ」と話している。(c)AFP

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【参考】インターポールの国際指名手配犯掲載ページ(英語)