【7月6日 AFP】ドイツ北部ハノーバー(Hanover)のパブで5日、過去のサッカーW杯での自国チームの成績について語りあっていた、ドイツ人1人とイタリア人2人が口論となり、ドイツ人が2人に向け発砲。1人が死亡、1人が重体となっている。地元警察が明らかにした。

 警察当局によると、パブにいた3人は朝方、過去のW杯でのイタリアとドイツの成績などについて口論となった。その後、容疑者はパブを後にしたと思われたが、しばらくして引き返してきて2人に向けて発砲したという。

 47歳のイタリア人が搬送先の病院で死亡し、もう1人の49歳のイタリア人は重体だという。

 警察は現在、容疑者であるハノーバー出身の42歳のドイツ人の行方を追っている。犯行に使われたとみられる9ミリ拳銃がパブの近所で見つかった。

 2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)では、イタリアは1次リーグで敗退したが、ドイツは準決勝まで進んでいる。ただ、過去の成績で見ると、イタリアは過去4回(1934、1938、1982、2006)W杯優勝を飾っており、ドイツの3回(1954、1974、1990)を上回っている。(c)AFP