【6月24日 AFP】「起こさないでくれ」と言い残して寝室に入って行った男性を同居していた家族が文字通り起こさなかったところ、4年後にこの男性が遺体で発見された。オランダの警察当局が23日明らかにした。

 死亡当時50歳だった男性はオランダ北部のミンネルツガ(Minnertsga)村で、44歳から71歳までの兄弟姉妹4人とともに暮らしていた。

 警察当局者がAFPに語ったところによると、男性は4年前、起こさないよう兄弟姉妹に告げて寝室に入った。「彼とても怒りやすく、命令は絶対だった」という。兄弟姉妹たちはたびたび男性の部屋の前を通っていたにもかかわらず、誰もドアを開けて中をのぞこうとはしなかった。大家が部屋の補修を決めたため、ようやく男性の遺体が見つかった。

 警察当局者は「腐敗した遺体は強烈な臭いを放っており、兄弟姉妹が何も気づかなかったのは驚きだ」としながらも、犯罪性については現段階では否定した。(c)AFP