【6月7日 AFP】米司法当局は6日、「米国外の場所」で米国市民の「殺害、誘拐、傷害」を計画したとして、米ニューヨーク(New York)のジョン・F・ケネディ国際空港(John F. Kennedy International Airport)で5日に逮捕した男2人を訴追したと発表した。

 ムハンマド・アレサ(Mohamed Alessa)容疑者(20)とカルロス・アルモンテ(Carlos Almonte)容疑者(24)は5日夜、JFK空港でエジプト行きの航空機に搭乗しようとしたところを拘束された。2人はソマリアに向かう予定だったという。

■ソマリアで武装勢力に参加予定

 当局によると2人は、米連邦捜査局(Federal Bureau of InvestigationFBI)のウェブサイトへの情報提供に基づいて実施された約3年半におよぶ潜入捜査の末に逮捕された。

 逮捕に先立ち提出された宣誓供述書によると、2人はソマリアに行き、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)とも関連がある現地のイスラム系武装勢力シェバブ(Al-Shabaab)に加わる予定だったとされる。

 地元紙ニューアーク・スターレジャー(Newark Star Ledger)は、容疑者は2人とも米国市民で、米国で育ったと報じている。(c)AFP/Luis Torres de la Llosa