【6月5日 AFP】中国の国営英字紙・環球時報(Global Times)は4日、北京(Beijing)市当局が、同市周辺の山間部で拡大しているとされるケシ栽培を摘発するため、無人偵察機を配備すると伝えた。

 北京市は、「初のアヘン監視用無人機」を公開した。無人偵察機は高度6000メートルまで上昇可能で、高解像度カメラを搭載。夏のケシの花が咲く時期にあわせて1か月にわたってヘロインの原料となるケシ栽培を空から調査する。

 北京市の麻薬取り締まり当局によると、同市北部の河北(Hebei)省でケシ栽培の一斉取り締まりが行われたことから、北京市郊外の山間部にケシ栽培が移動してきた。また、ことし1~4月は、河北省でのケシ栽培も前年と比べて13.4%増加しているという。(c)AFP