【5月18日 AFP】中国・北京市第2中級人民法院(地裁)は18日、贈賄やインサイダー取引などの罪に問われた家電量販大手、国美電器(GOME)創業者で同国有数の富豪、黄光裕(Huang Guangyu)被告に懲役14年と罰金6億元(約81億円)、2億元(約27億円)相当の財産没収の判決を言い渡した。

 国営新華社(Xinhua)通信によると、黄被告は2006年から2008年の間に、政府関係者5人に総額456万元(約6200万円)相当の金品を渡していた。自ら直接渡したほか、別の人物に渡させたこともあった。

 見返りとして、黄被告が経営する国美電器と不動産開発会社に「不適切な」便宜を図ってもらっていたという。法人としての国美電器と不動産開発会社もそれぞれ500万元(約6800万円)、120万元(約1600万円)の罰金を科された。

 また黄被告は、主要株主となっているテクノロジー企業に関するインサイダー取引で、3億元(約41億円)を超える利益を不当に得たと認定された。(c)AFP/Susan Stumme