【5月16日 AFP】カナダ・ウィニペグ(Winnipeg)で、万引き犯を死亡させた疑いで食料品店の店主(62)が起訴された。地元警察が13日、発表した。

 起訴されたクワンスー・キム(Kwang Soo Kim)被告は、2009年9月に、ランチョンミート(缶詰にした加工肉)の缶1個を盗んだ先住民の女性(29)を死亡させたとして、過失致死罪に問われている。

 警察の声明によると、女性は店主に問い詰められた後暴力を振るわれ、「上半身を負傷し、それが原因でその後死亡した」という。

 グローブ・アンド・メール(Globe and Mail)紙によると、死亡した女性の友人は、女性と店主が争った原因は3ドル(約270円)もしない豚肉の缶だったと証言している。

 この事件はカナダで、万引きを防ぐために店側が行ってよい行為の限度について大きな議論を呼んでいた。(c)AFP