【5月3日 AFP】インドの裁判所は3日、166人が死亡した08年のムンバイ(Mumbai)同時襲撃事件の実行犯として、唯一生存したまま拘束、起訴されたパキスタン人モハメド・アジマル・カサブ(Mohammed Ajmal Kasab)被告(22)に対し、インドに対する戦争の罪や殺人罪などで有罪評決を言い渡した。

 カサブ被告は86の罪に問われたが、その大半で有罪となった。量刑は4日、最高で死刑の判決が言い渡される。

 ムンバイ同時襲撃事件は、高級ホテル3軒とレストラン、ユダヤ教関連施設の入ったビル、ムンバイの主要鉄道駅で、銃で武装した実行犯10人が無差別に銃撃を行った事件。事件は60時間にわたって続いた。(c)AFP/Phil Hazlewood

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