【5月2日 AFP】（写真追加）米ニューヨーク（New York）のタイムズスクエア（Times Square）で1日夕（日本時間2日午前）、停まっていた車から出火し、警察は観光客や地元住民らを避難させた。

　現場にいた露天商が車から煙が出ているのを見つけて警察に通報した。知らせを受けた消防隊が現場に急行し消火したが、車内に疑わしいものがあるのを発見したため警察と爆発物処理班に出動を要請し、爆発物処理班が問題の車両に積まれていたものを調べていた。爆発は起きず、負傷者も出なかった。

　ホワイトハウス（White House）は、バラク・オバマ（Barack Obama）大統領は午後10時45分（日本時間2日午前11時30分）ごろ、この件について報告を受け、今後も事態を注視していくと発表した。

　その後ニューヨーク市のマイケル・ブルームバーグ（Michael Bloomberg）市長が記者団に対し、「爆発物処理班が車内に爆発物があったと確認した。大惨事になるおそれがあったが、われわれはとても幸運だった」と語った。

　同市長によると爆発物は手製で、素人が作ったようだったという。ニューヨーク市警察（New York Police Department、NYPD）は、爆発物はプロパンタンク、市販されている花火、ガソリン容器、配線と2個の時計で作られていたが、時計はタイマーだったのかなど詳しい構成は明らかにしていない。(c)AFP