30日には金づち男、相次ぐ学校襲撃に緊急対策 中国
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【5月1日 AFP】中国各地で小学校や幼稚園などに男が押し入り、児童らを襲撃する事件が相次いでいる問題を受けて、中国政府は1日までに、学校の治安を強化する特別対策班を設置した。国営新華社(Xinhua)通信が伝えた。
中国では最近、学校施設への襲撃が相次ぎ、これまでに児童8人が死亡、負傷者50人が出ている。
特に今週に入ってから事件が続いており、4月28日には南部広東(Guangdong)省の小学校で、休職中の同校教師の男が刃物で児童と教師を襲い、15人が負傷する事件が発生。翌29日には、江蘇(Jiangsu)省でナイフを持った男が幼稚園に侵入し、園児と職員ら32人を刺した。さらに30日には東部山東(Shandong)省で、小学校に侵入した男が金づちで児童を次々と殴りつけた後に焼身自殺し、児童5人と教師が負傷している。
新華社によると、教育省のカク平(Hao Ping)副大臣は30日の事件後、危機管理は「重大な任務だ」として、同国の2億7000万人の子どもたちを守るため学校付近を巡回する警察官の数を増強したことを明らかにした。また、22大学と政府の専門家チームを立ち上げ、教育機関内で起きた事件を調べ、学校における「科学的な危機管理態勢」を確保する新たな方法を探る方針も示した。(c)AFP
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中国では最近、学校施設への襲撃が相次ぎ、これまでに児童8人が死亡、負傷者50人が出ている。
特に今週に入ってから事件が続いており、4月28日には南部広東(Guangdong)省の小学校で、休職中の同校教師の男が刃物で児童と教師を襲い、15人が負傷する事件が発生。翌29日には、江蘇(Jiangsu)省でナイフを持った男が幼稚園に侵入し、園児と職員ら32人を刺した。さらに30日には東部山東(Shandong)省で、小学校に侵入した男が金づちで児童を次々と殴りつけた後に焼身自殺し、児童5人と教師が負傷している。
新華社によると、教育省のカク平(Hao Ping)副大臣は30日の事件後、危機管理は「重大な任務だ」として、同国の2億7000万人の子どもたちを守るため学校付近を巡回する警察官の数を増強したことを明らかにした。また、22大学と政府の専門家チームを立ち上げ、教育機関内で起きた事件を調べ、学校における「科学的な危機管理態勢」を確保する新たな方法を探る方針も示した。(c)AFP
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