【4月9日 AFP】中国東部の都市、安慶(Anqing)市の高官(47)が、800人の女性と「寝る」ために巨額のわいろを集めていたことが明らかになった。国営日刊紙・大河報(Dahe Daily)が報じた。

 同紙によると、この高官は前月、女性との逢引や受け取ったわいろについて記した日記の存在が妻に発覚し、当局に突き出された。日記と一緒にパソコンの外付けハードディスクも見つかったが、これは、高官が女性との性行為の場面をひそかに録画し、記録・収集していたものだった。

 日記の中で高官は、これまでに少なくとも500人の女性と性交渉をしたと記し、「目標は600~800人」などと書いていたという。2003年の記述には、年間56人と「寝る」目標を達成し「れっきとした家柄の」愛人2人を囲うために、1年につき10万元(約140万円)をわいろで稼ぐ必要がある、と書かれていた。この金額はこの高官の年収の5倍に相当する。

 翌年にこの高官は昇進し、さらに多額のわいろを受け取り、多くの女性とベッドを共にしたが、その多くは不動産事業に絡んだ性的サービスだったとされる。

 高官はまた、女性と寝るために数十万元をつぎこんだことを認めているという。

 中国では前月、南部・広西(Guangxi)チワン族自治区のたばこ専売局の販売課長(当時)が収賄や不倫について記した日記がネットに流出し、逮捕されている。(c)AFP

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