【3月25日 AFP】中国最高人民検察院が発行する検察日報(Procuratorial Daily)の24日の報道によると、東部の江蘇(Jiangsu)省南京(Nanjing)で、インターネットのチャットルームで知り合い、2年間にわたり乱交パーティーを繰り返していた男女計22人がわいせつ容疑で起訴された。

 起訴されたのは男14人、女8人のグループで、07年から09年の2年間で数十回、乱交パーティーなどを開いた。有罪の場合、最高で禁固5年が科される。

 中国政府が過去30年間進めてきた経済改革と対外開放は、その副産物として中国の禁欲主義を揺さぶり、国内では性の自由を求める声が高まっている。今回の事件で再びこうした変化に焦点があたった。

 また避妊具の無料配布も行って徹底している「一人っ子政策」によっても、国民の性に対する見方や売春に対する考え方が変化し、現在、国内で売春が横行するという結果を招いていると、専門家は指摘している。(c)AFP