「プラダジャパン」容姿などを理由に解雇指示か、ブランド側は否定
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【3月16日 AFP】イタリアの高級ブランド「プラダ(Prada)」は15日、日本法人の元販売担当部長が申し立てた、「年齢や体重、容姿」などを理由に複数の従業員を解雇するよう求めたとの主張を否定した。プラダは同日付で同部長を解雇している。
プラダは声明の中で、「プラダジャパン(PRADA JAPAN)」で販売担当部長を務めていたリナ・ボブリス(Rina Bovrisse)氏の主張について、「ボブリス氏の解雇後に出てきた報道も含め、ボブリス氏が主張しているプラダによる彼女への不適当な行為については、全く根拠のないことだ」としている。
その上で、「この問題で管轄権を持つ日本の裁判所は、ボブリス氏の主張をすべて認めず、解雇についても完全に合法的なものだとの判断を下している」と強調した。
ボブリス氏は、プラダジャパンの社長と人事部長が従業員の容姿について差別的な発言をしたとして、前年12月に東京地裁に労働審判を申し立てていた。さらに、社長は前年5月、ボブリス氏に対して、「年をとっている、太っている、容姿が悪い、感じが悪い、プラダのイメージに合わない」などの理由で約15人の従業員を「排除」するように求めたという。
ボブリス氏は13日、英字紙ジャパン・タイムズ(Japan Times)に対し、労働審判でプラダ側と和解することができなかったため、正式な裁判を行う準備を進めていると語った。(c)AFP
プラダは声明の中で、「プラダジャパン(PRADA JAPAN)」で販売担当部長を務めていたリナ・ボブリス(Rina Bovrisse)氏の主張について、「ボブリス氏の解雇後に出てきた報道も含め、ボブリス氏が主張しているプラダによる彼女への不適当な行為については、全く根拠のないことだ」としている。
その上で、「この問題で管轄権を持つ日本の裁判所は、ボブリス氏の主張をすべて認めず、解雇についても完全に合法的なものだとの判断を下している」と強調した。
ボブリス氏は、プラダジャパンの社長と人事部長が従業員の容姿について差別的な発言をしたとして、前年12月に東京地裁に労働審判を申し立てていた。さらに、社長は前年5月、ボブリス氏に対して、「年をとっている、太っている、容姿が悪い、感じが悪い、プラダのイメージに合わない」などの理由で約15人の従業員を「排除」するように求めたという。
ボブリス氏は13日、英字紙ジャパン・タイムズ(Japan Times)に対し、労働審判でプラダ側と和解することができなかったため、正式な裁判を行う準備を進めていると語った。(c)AFP