【3月13日 AFP】米カリフォルニア(California)州オレンジ(Orange)郡の検察当局は12日、トヨタ自動車(Toyota Motor)が、同社の乗用車やトラックに急加速する欠陥があることを知りながら、欠陥を意図的に隠して販売を続けたとして民事訴訟を起こしたと発表した。

 郡検察は、トヨタは欠陥を知った後もこれを是正しないまま車両の販売とリースを続けたと指摘し、「違法で不公正、詐欺的な企業活動」から公共を保護するため訴訟を起こしたとしている。企業の不公正な活動を禁じた同州の法律違反一件あたり2500ドル(約22万6000円)の制裁金を求めている。

 トヨタ側は訴状を受け取っておらず、係争中の案件についてコメントする立場にないとしている。(c)AFP/Romain Raynaldy