仏警察、ルワンダ元大統領夫人を拘束 「大虐殺」首謀容疑で
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【3月3日 AFP】フランス警察は2日、ルワンダの元大統領夫人で、1994年の「ルワンダ大虐殺」の首謀者の1人としてルワンダから国際手配されていたアガテ・ハビャリマナ(Agathe Habyarimana)氏を拘束した。
アガテ元大統領夫人は、「ルワンダ大虐殺」のきっかけとなった1994年4月のジュベナール・ハビャリマナ(Juvenal Habyarimana)同国大統領を乗せた航空機の撃墜事件後に国外脱出し、パリ(Paris)郊外に12年間暮らしていた。
ハビャリマナ大統領の支持者らは、大統領の死亡をきっかけに大虐殺を開始し、民間人80万人が虐殺された。
フランス警察は2日午前、ルワンダ国内の法廷による国際手配にもとづき、パリ南部クールクロンヌ(Courcouronnes)の自宅でアガテ元大統領夫人を拘束した。
仏検察当局によると、アガテ氏はすでに保釈されている。今後、仏裁判所は、ルワンダ当局の身柄引き渡し要請に応じるかどうかを判断する。(c)AFP/Mathieu Rabechault