出産中に医師が大げんか、生まれた女児は死亡 ブラジル
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【2月26日 AFP】ブラジルの病院の分娩室で、女性が出産している最中に医師2人が大げんかを始め、新生児が死亡する事故があり、捜査当局が調査を開始した。エスタド通信( Agencia Estado)などが25日、伝えた。医師2人は解雇されたという。
地元紙フォリャ・ジ・サンパウロ(Folha de Sao Paulo)によると、23日、同医院で32歳の女性が帝王切開の必要な出産中に、医師2人がけんかを始めたという。女性の夫によると、女性はけんかを止めるよう叫んで懇願したが、2人は床に転がって取っ組み合いのけんかを続けたという。
1時間半後に帝王切開の執刀医が手術室に入った時には、女性はすでに女児を出産した後だったが、死産だった。女性の夫は「誰かを責めたくはないが、これだけは証言できる。わたしの娘は生まれるまで、健康そのものだった」と話している。(c)AFP