ドバイ暗殺事件、イスラエルと欧州の外交問題に 偽造旅券に各国怒り心頭
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【2月19日 AFP】アラブ首長国連邦のドバイ(Dubai)でパレスチナのイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)幹部が暗殺された事件で、国際刑事警察機構(インターポール、Interpol)は18日、容疑者11人を国際手配した。
一方、ドバイ警察当局は、イスラエルの対情報機関モサド(Mossad)の関与が確認されれば、モサド長官を逮捕すべきだと発言。犯行グループに偽造旅券を使用された英国、アイルランド、フランス、ドイツの各政府は、説明を求めてイスラエルへの圧力を強めている。
■欧州の偽造旅券使用、外交問題に発展
事件は、ハマスの軍事部門の創設者の1人、マフムード・マブフーフ(Mahmud al-Mabhuh)司令官の遺体がドバイのホテルの部屋で1月20日に見つかったもの。ドバイ警察が容疑者として公開した英国人6人、アイルランド人3人、ドイツ人とフランス人各1人の計11人の旅券は、偽造だったことが判明している。
4か国の政府は18日、各国駐在のイスラエル大使を呼び、事件に関する説明を求めた。
デービッド・ミリバンド(David Miliband)英外相は、事件解決に向けてイスラエル側に「全面的な」協力を要求。アイルランドのミホル・マーティン(Micheal Martin)外相は、偽造旅券の使用は「非常に深刻な問題」だとみなしていると述べ、イスラエル大使と「率直な」会談を行ったことを明らかにした。「率直な」という表現は外交上、怒りを表明する符丁とされる。
■「モサド長官逮捕を」とドバイ警察
いずれの政府も直接的にイスラエルを非難していないが、モサドは過去にも暗殺に偽造旅券を使用したことがあり、4か国とイスラエルとの外交関係は緊張が高まっている。
一方のドバイ警察幹部は18日、地元テレビの取材に対し、容疑者のうち7人がイスラエルに何年も住んでいた事実が確認されたことを明らかにし、モサドが暗殺に関与している可能性がほぼ確実になったと発言。「モサドの関与が証明されれば、インターポールはモサドのダガン(Meir Dagan)長官の赤手配書(国際逮捕手配書)を出すべきだ」と述べた。(c)AFP/Michael Thurston
一方、ドバイ警察当局は、イスラエルの対情報機関モサド(Mossad)の関与が確認されれば、モサド長官を逮捕すべきだと発言。犯行グループに偽造旅券を使用された英国、アイルランド、フランス、ドイツの各政府は、説明を求めてイスラエルへの圧力を強めている。
■欧州の偽造旅券使用、外交問題に発展
事件は、ハマスの軍事部門の創設者の1人、マフムード・マブフーフ(Mahmud al-Mabhuh)司令官の遺体がドバイのホテルの部屋で1月20日に見つかったもの。ドバイ警察が容疑者として公開した英国人6人、アイルランド人3人、ドイツ人とフランス人各1人の計11人の旅券は、偽造だったことが判明している。
4か国の政府は18日、各国駐在のイスラエル大使を呼び、事件に関する説明を求めた。
デービッド・ミリバンド(David Miliband)英外相は、事件解決に向けてイスラエル側に「全面的な」協力を要求。アイルランドのミホル・マーティン(Micheal Martin)外相は、偽造旅券の使用は「非常に深刻な問題」だとみなしていると述べ、イスラエル大使と「率直な」会談を行ったことを明らかにした。「率直な」という表現は外交上、怒りを表明する符丁とされる。
■「モサド長官逮捕を」とドバイ警察
いずれの政府も直接的にイスラエルを非難していないが、モサドは過去にも暗殺に偽造旅券を使用したことがあり、4か国とイスラエルとの外交関係は緊張が高まっている。
一方のドバイ警察幹部は18日、地元テレビの取材に対し、容疑者のうち7人がイスラエルに何年も住んでいた事実が確認されたことを明らかにし、モサドが暗殺に関与している可能性がほぼ確実になったと発言。「モサドの関与が証明されれば、インターポールはモサドのダガン(Meir Dagan)長官の赤手配書(国際逮捕手配書)を出すべきだ」と述べた。(c)AFP/Michael Thurston