【2月19日 AFP】(一部更新)米テキサス(Texas)州オースティン(Austin)で18日午前10時(日本時間19日午前1時)ごろ、内国歳入庁(Internal Revenue ServiceIRS、日本の国税庁に相当する行政機関)が入っている7階建てのビルに小型飛行機が突入した。

 飛行機は2階部分に激突し、大きな爆発音とともにビルが黒煙に包まれた。消防当局によると、2人が病院に運ばれ、1人が行方不明となっている。報道によると、パイロットはテキサス出身のジョセフ・アンドリュー・スタック(Joseph Andrew Stack)容疑者と伝えられている。安否は明らかにされていない。

 北米大陸防空総軍司令部(NORAD)は事件の直後、F16戦闘機2機を現場上空に派遣した。当局によると、テロの可能性は低いという。

 この男はネット上に遺書のようなものを残していた。そこには、不公平な税制が自分の人生を台無しにしたと、政府批判が連ねられており、「暴力は、(政府に対する)答えの1つなのではなく、たった1つの答えだ」と締めくくられていた。(c)AFP/Mark Henricks