【2月3日 AFP】(一部訂正)ドイツ沖の凍った海をさまよっているうちに帰り道がわからなくなってしまった男性が、約500キロ離れた場所にいた女性にライブカメラで発見され、無事救助された。ドイツ警察が3日、明らかにした。

 救助されたのは40代の男性。ドイツ北部沿岸のSt. Peter-Ordingで、夕日の写真を撮影しているうちに暗くなり、方向がわからなくなってしまったという。

 地元警察のKristin Stielow広報担当は、AFPに「男性は氷の上で迷子になり、雪が積もっていたために陸地をみつけられなくなってしまった」と語った。

 男性が救助を求めて懐中電灯を点滅させたところ、砂浜に設置されたライブカメラの映像で日没を眺めていたドイツ西部の女性が、人がいることに気づいた。

 女性は警察に通報し、男性は無事陸地に帰還することができたという。

 Stielow広報担当は、「無事に戻ってこれましたが、場合によっては負傷したり、波にさらわれておぼれたり、死ぬ可能性すらありました」と語った。(c)AFP