【2月2日 AFP】ロシア極東ブラゴベシチェンスク(Blagoveshchensk)の国境税関で、中国からラブバード(小型のインコ)50羽をコートの下に隠して密輸しようとした女が逮捕された。税関当局が1日、明らかにした。

 女はアムール川(Amur River)をはさんでブラゴベシチェンスクの対岸にある中国の黒河(Heihe)を訪れ、再びロシア側に入国したところだったが、コートの下で鳥たちが目を覚まし、一斉にさえずりだしたために、国境警備隊員が密輸に気づいた。税関職員や出入国者らが聞きたくなくても聞こえてしまうほど賑やかな鳴き声だったという。

 コートの裏側には特殊エプロンがつけられており、鳥たちは、この隠しポケットの中に隠されていた。50羽で総額1万ルーブル(約3万円)相当だという。

 押収された鳥たちは、環境保護監察官らに引き取られ、女には罰金が科せられる。(c)AFP