【1月20日 AFP】シンガポールの裁判所は18日、シンガポール航空(Singapore Airlines)の旅客機内で酒に酔った上、客室乗務員を殴り、同乗者にキスしようとしたエストニアの船舶技師の男(41)に罰金1万5000シンガポールドル(約98万円)を言い渡した。裁判所関係者が19日、語った。

 この男は18日、前月のドイツ・フランクフルト(Frankfurt)発シンガポール行きの機内で、酒に酔って迷惑行為をはたらき、航空機の安全を脅かしたことを認めた。

 地元メディアによれば、男は別の乗客にキスしようとして、目の前にあったテレビモニターを破損し、客室乗務員の顔を殴りつけ、取り押さえられた。そのため、同機はアラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(Dubai)に進路を変更した。

 シンガポールの英字紙ストレーツ・タイムズ(Straits Times)によると、男は罰金を支払うことができなかったため刑務所に9週間収監されるという。(c)AFP