【1月8日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は7日、前月25日に発生した米ノースウエスト(Northwest Airlines)機爆破未遂事件を受け、テロ容疑者監視リストおよび空港の検査体制に関する改善策を発表した。

 事件の調査報告を受けた大統領は7日の会見で、要注意人物をテロ容疑者監視リストと搭乗拒否リストに載せるための新基準を導入するとともに、国土安全保障省に対し空港での検査を強化するよう指示したことを明らかにした。特に、高度な爆発物検出技術の導入を推進するよう求めたという。

 航空機爆破未遂事件の実行犯、ナイジェリア人のウマル・ファルーク・アブドルムタラブ(Umar Farouk Abdulmutallab)被告(23)は6日、殺人未遂や大量破壊兵器の使用未遂など6つの罪で起訴されている。(c)AFP