【12月31日 AFP】12月以降大量殺人が相次いでいる中国で30日、男がブタの解体用ナイフで村人を襲い、6人が死亡、9人が負傷した。

 31日の国営広州日報(Guangzhou Daily)によると、広東(Guangdong)省Changshan村で殺人事件が起き、46歳の男が逮捕された。家族とけんかになった後、酒を大量に飲んだ男が、ブタの解体用ナイフのほか、くわを使って村人に襲い掛かったとみられている。2人が即死、4人は搬送先の病院で死亡した。

 中国ではここ数週間、残虐な大量殺人が相次いで発生している。国営新華社(Xinhua)通信によると、28日には河北(Hebei)省で男が家族内の不和から親族7人を殺害、4人にけがをさせ、警察が逮捕しようとしたところ自殺した。

 南西部の貴州(Guizhou)省では前週、父親と子ども4人を刺殺した疑いで男が逮捕されたほか、湖南省でも家族12人を銃と刃物を使って殺害した疑いで男が拘束された。また12月初めには、雲南省の精神病院を逃げ出した後、両親と親族4人を殺害した容疑で、男が中国南西部で逮捕されている。(c)AFP