【12月20日 AFP】東京・銀座の宝石店で2004年3月5日に総額約35億円の宝飾品が盗まれ、国際強盗団「ピンク・パンサー(Pink Panther)」のメンバー3人がセルビアで逮捕された事件で、セルビアの首都ベオグラード(Belgrade)の裁判所は18日、3人に禁固刑を言い渡した。同国ベタ(Beta)通信が報じた。

 3人は事件後に国際指名手配を受け、2005年にベオグラードで逮捕された。日本との取り決めに基づきセルビアの裁判所で審理が行われていた。

 主犯格のAleksandar Radulovic被告に禁固6年9月、共犯のDjordje Rasovic被告に禁固6年3月、Snezana Panajotovic被告に禁固2年10月の判決が言い渡された。裁判所は盗んだ宝飾品の返却、あるいは被害相当額の35億円の弁償も命じた。

 ピンク・パンサーは世界各地で宝石店強盗を繰り返している強盗団。一味が東京で盗んだ宝飾品の中には125カラットのダイヤモンドのネックレスも含まれていた。(c)AFP