カンボジア特別法廷、元収容所長が無罪釈放を求める
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【11月27日 AFP】カンボジアの旧ポル・ポト(Pol Pot)政権時代(1975-79年)に起きた大量虐殺を裁くカンボジア特別法廷(Extraordinary Chambers in the Courts of Cambodia、ECCC)で27日、人道に対する罪などに問われたトゥールスレン(Tuol Sleng)収容所の元所長カン・ケ・イウ(Kaing Guek Eav、通称ドッチ=Duch)被告(67)の9か月におよんだ審理の最終弁論が行われ、同被告は釈放を求めた。
被告は27日の公判で、「特別法廷に、わたしの釈放をお願いしたい」と訴えた。
判事による質疑が行われた後、被告側弁護士は、ポル・ポト政権の上級幹部ではなかったことを理由にカン・ケ・イウ被告が釈放を求めていることを改めて確認した。
カン・ケ・イウ被告はこれまでの公判で、刑務所「S-21」ことトゥールスレン収容所で女性や子どもを含む1万5000人の殺害を監督した責任を認め、犠牲者らに許しを求めていた。
これに対し、検察側は25日、カン・ケ・イウ被告に禁固40年を求刑している。(c)AFP/Patrick Falby
被告は27日の公判で、「特別法廷に、わたしの釈放をお願いしたい」と訴えた。
判事による質疑が行われた後、被告側弁護士は、ポル・ポト政権の上級幹部ではなかったことを理由にカン・ケ・イウ被告が釈放を求めていることを改めて確認した。
カン・ケ・イウ被告はこれまでの公判で、刑務所「S-21」ことトゥールスレン収容所で女性や子どもを含む1万5000人の殺害を監督した責任を認め、犠牲者らに許しを求めていた。
これに対し、検察側は25日、カン・ケ・イウ被告に禁固40年を求刑している。(c)AFP/Patrick Falby