【11月18日 AFP】(一部更新)イエメンの首都サヌア(Sanaa)北東のアルハブ(Arhab)で日本人男性技術者が地元部族民に拉致された事件で、解放交渉にあたっている仲介者らは18日、男性が解放されたとの発表とは異なり、男性は依然犯人グループに拘束されていると話した。

 アルハブの部族長シェイク・アブドゥル・ジャリル(Sheikh Abdul Jalil)氏は、「17日夜、手違いで人質の解放を発表してしまった」と話し、「犯人グループは、人質を解放すると言って男性を連れに行ったが、戻ってきたときに『考えが変わった』と言った」と述べた。

 ジャリル氏によると、犯人グループは、警察に拘束されている親類を15日以内に釈放するのと引き替えに、人質を解放することで合意していた。「しかし土壇場になってから、彼らは戻ってきて、3日以内に親類を解放して欲しいと言ってきた」という。(c)AFP